首輪や胴輪、リード、キャリーケースなど、ペットと暮らすにはさまざまな用品が必要です。店でも通販でも多くの品が並んでいますが、パッケージに書かれたサイズや体重だけを頼りに選ぶと、実際に使ってみて合わなかったということもあります。
この記事では、ペット用品を選ぶときに見ておきたい点と、使い始めてからの確認の仕方、そしてペットが逃げ出したり迷子になったりするのを防ぐための心がけを紹介します。
サイズや体重の表示はあくまで目安
ペット用品には、対応するサイズや体重の目安が書かれていることが多いものです。ただし、これらはあくまで目安であり、同じ体重でも体つきや毛の量、骨格によって合うサイズは変わります。
選ぶときは、首回りや胴回りなど、用品が触れる部分を実際に測っておくと安心です。測った数字と商品の表示を比べ、どちらのサイズにするか迷う場合は、調整できる幅があるものを選ぶと合わせやすくなります。
体重の表示についても同じです。ペットの体重が表示の範囲内であっても、引っぱる力が強い子や、興奮しやすい性格の子の場合は、より丈夫な作りのものを選ぶと安心です。普段の様子や散歩のときの動きを思い浮かべながら、その子に合ったものを考えてみましょう。
店で選ぶか通販で選ぶか
ペット用品は、専門の店でも通販でも買うことができます。店で買う利点は、実物を手に取って素材の硬さや金具の作りを確かめられることです。ペットを連れて行ける店であれば、試着させてもらえる場合もあります。

通販は品数が多く、重い物やかさばる物を家まで届けてもらえるのが便利な点です。ただ、実物を見られないため、サイズ選びを間違えやすいという面もあります。初めて使う種類の用品は店で確かめ、同じものを買い足すときは通販を使うといった使い分けをする人もいます。
どちらで買う場合も、商品の説明をよく読み、素材や手入れの方法、交換や返品の条件を確かめておきましょう。購入した人の感想が読める場合は、サイズ感や丈夫さについての声も参考になりますが、ペットの体格や性格はそれぞれ違うので、ひとつの意見だけで決めないようにしましょう。
首輪や胴輪は使い始めの確認が大切
首輪や胴輪を新しく用意したら、使い始めにサイズが合っているかをよく確かめましょう。大きすぎると、ふとした拍子にすり抜けてしまい、ペットが逃げ出す原因になることがあります。反対に小さすぎると、体を締めつけて苦しくさせたり、皮膚がすれて傷ついたりするおそれがあります。
目安としては、首輪と首の間に指が入る程度のゆとりがあるかどうかを見る方法がよく知られています。ただし、適したゆとりはペットの種類や体格によって異なるので、不安なときは購入した店や獣医師などに相談しながら調整するとよいでしょう。
装着したあとは、しばらくペットの様子を見守ることも大切です。装着した部分をしきりに気にしてかいたり、歩き方がぎこちなかったりする場合は、サイズや形が合っていない可能性があります。
使い続けるうちに起こる変化にも目を配る
用品は、一度サイズを合わせれば終わりではありません。成長期のペットは成長とともに体が大きくなりますし、大人になってからも、季節や年齢によって体重や毛の量が変わることがあります。
また、毎日使ううちに、首輪や胴輪の素材が伸びたり、金具がゆるんだり、すり切れたりすることもあります。見た目には問題がなさそうでも、留め具の部分が弱くなっている場合があるので、定期的に手に取って確かめる習慣をつけましょう。傷みが見つかったら、早めに新しいものへ取り替えることが、思わぬ事故を防ぐことにつながります。
リードについても同じです。持ち手や金具の部分に傷みがないか、散歩の前に確認することで、傷みや不具合に気づきやすくなります。
油断しやすい場面こそ気をつけたい
ペットの事故や迷子は、「ほんの少しの間だから大丈夫」と思った場面で起こりやすいといわれます。何かが起こりそうだと感じているときは、誰でも自然と注意を払います。けれども、いつもと変わらない何気ない場面では、気がゆるみやすいものです。
たとえば、玄関の扉を開けたすきに外へ飛び出してしまったり、つないでいたリードが外れてしまったりすることがあります。ペットを外でつないでいる間は目を離さず、引っぱっても外れにくい丈夫なリードや留め具を使いましょう。用品を選ぶときや使うときに、「これで本当に大丈夫だろうか」と少し想像してみることが、事故を防ぐ第一歩になります。
室内で暮らす猫も、油断はできません。窓や網戸のすき間から外に出てしまったり、来客の出入りに紛れて飛び出してしまったりすることがあります。外に慣れていない猫は、驚いて物陰に隠れたまま動けなくなる場合もあるといわれます。窓の開け閉めに気をつける、来客のときは別の部屋で過ごさせるといった工夫で、外に出てしまう機会を減らしやすくなります。キャリーケースで移動するときも、扉の留め具がしっかり閉まっているかを確かめておきましょう。
それでも、ペットが迷子になってしまうことはあります。その場合に備えて、連絡先を記した札を付けておく、ペットの写真や特徴をまとめておくといった準備をしておくと、探すときの手がかりになります。いなくなったときは、近所を探すとともに、地域の関係機関へ早めに届け出ることも大切です。猫は家の近くの物陰に潜んでいることもあるとされるため、身近な場所から落ち着いて探してみましょう。それでも自分たちだけで探すのが難しいと感じたときは、費用や状況を踏まえて、迷子になったペットの捜索を手がける専門の業者に相談するのも選択肢のひとつです。猫の捜索について専門の業者への相談を検討する場合は、次の情報も参考になります。
まとめ
ペット用品の表示にあるサイズや体重は目安なので、実際に体を測り、性格や力の強さも考えて選ぶことが大切です。首輪や胴輪は使い始めにゆとりを確かめ、使い続けるうちに起こる傷みや体の変化にも目を配りましょう。
事故や迷子は、油断しやすい何気ない場面で起こりやすいものです。日ごろから用品の状態を確かめ、万が一に備えた準備もしておくと、ペットとの暮らしをより安心して楽しめるでしょう。